畑を豊かに実らせるには良い肥料だけでは成功しません。
土の栄養バランスがとても重要でした。土壌改革をしましょう。
環境によってそれぞれ畑の土の成分も違いますが適切な土壌改革をすれば収穫の量が劇的に良くなります。
目次
土にも休養が必要
家庭菜園は始めた最初の頃はギリギリまで収穫してすぐに新しい苗や種まきをしていました。
なるべくたくさん収穫したいし、間をあけておくなんて、もったいないと考えていたからです。
すると、段々育ちが悪く、大きくならず、実のならない物もあったりで顕著に悪い結果になってしまいました。
野菜は土の栄養を吸って大きくなります。何回も栄養を吸い上げた土に何を植えても野菜は育ちません。
畑の土は休憩と栄養補給をする土壌改良が必須です。
今では収穫が終わり次の季節の苗や種を植える前に必ず畑の土を休ませています。
新しい苗を植えるための準備のために土を休ませて栄養を与えます。そして新たに新しい苗をまた植えて大きく育てて収穫します。
そして1つの季節の収穫が終わるとまた土を休ませます。
この繰り返しです。
ポイントは畑の一部を休憩させるなどして時期と場所をずらして年中何かを育てるようにしました。
- 収穫して終え何もなくなってた部分を次に向けて土を休ませます。
- 収穫が終わったあとの畑の土は非常に硬くなっています。
- 深くその部分を掘り起こして深い部分の土が日光に当たるようにします。
- 日に当たると殺菌効果もあります。空気を含ませてフワフワにしましょう。
- 殺菌が終わったら3日から1週間くらいしたらブルーシートを引いて土の休憩させましょう。
土に栄養を与える
休憩を十分にもらった土は新しい季節に向けて体力を戻しています。
又それだけでは十分ではなく日光にあてて雑菌を殺菌し有機肥料を入れて更にミネラルとなる石灰もいれて
土のバランスを整えて十分に空気を含ませたフワフワの土にして土壌の改良をしましょう。
生ごみの有機肥料をいれるのは苗を植える1か月前くらいがいいです。
気温が温かくならないと発酵が進まないので気温が上がり始めた頃に埋めましょう。
気温が低い時期は生ごみがなかなか発酵しませんので時間をかけましょう。
ここで、どうしても時間がなく生ごみを肥料にするのができないという方に時短の必殺技を教えます。
苗を植える前に肥料を培養した液と米ぬかを混ぜて乾燥させたボカシを土に振りかけてやれば良いです。
土を寝かせていざ苗を植える前にボカシを入れて土をかける。
更に発酵液を2倍から3倍の水に薄めて土に撒いてやるのもいいです。
発酵液の作り方は下記の記事を参考にしてください
究極の有機肥料を伝授!生ごみを微生物で分解した有機肥料の作り方
生ごみを入れたほうが土の質量が増えるのでお勧めですがあまり時間をかけれない人は必殺技だけでも試してみてください。
土の酸度を計り石灰を入れてアルカリ性になるようにしよう
土を休ませ栄養補給をするのに石灰をいれてアルカリ性にしたいです。
そのために今の土の状態を知るために酸度を図りましょう。
土の酸度の単位をペイハー(pH)いいます。
酸性度合いが図れる測定器あります。
ホームセンターやアマゾンなどのインターネットで買うことができます。
我が家では直接土に刺して図るものを使ってます。
そんなに神経質になることはありませんが
大体6.0~7.0 pHくらいが適切なpHでしょう。
数値が低いほど酸性度が高く
数値が高いほどアルカリ性が高いのです。
目安にするpHです
pH5.5~6.0 |
いも類 瓜系の野菜、果物が適している 糖度の高いもの |
pH6.0~6.5 |
一般的な野菜 |
pH6.0~6.5 |
豆類 ネギ |
酸性が高ければ高いほど石灰を入れて混ぜてアルカリ性にしましょう。
あまり一度にたくさんいれず少しづついれて数日後また測定して最適な数値にしましょう。
石灰もホームセンターやアマゾンで買えます。
まとめ
- 次の作物を植える前に土を休ませましょう
- 発酵させた生ごみを土に埋め込むのは気温が温かくなってからがよい
- 時短で生ごみを混ぜ込めない場合はボカシを土にいれてから発酵液をかける
- 土の酸性度を図り石灰をいれてアルカリ性にする
土壌のコンディションが整えば半分は成功したようなものです
ぜひ参考になさってください