大好きな母が軽度の認知症を発症して3年経ちました。日々変化する母と家族の思いについて書いていこうと思います。
母との日常を書いていきます。
良く起こった我が家の事件
- 預金通帳・健康保険証・財布がなくなった
- 渡したお金をもらってないと言い張る
- 同じものを何度も買ってくる
5年前に、母が預金通帳や健康保険証を入れたポーチがなくなったと大騒ぎして、家中を父もも加わり3人で探したことがあります。ずっと、数時間ほど、探してみつからなかったのですが、ふと父が部屋のテーブルの上を見るとそのポーチがあったのです。これじゃないの?と父が母にそのポーチを見せた時母が父を泥棒扱いして取ったのを隠してたんだろうと激怒したのが私たちが最初に母が認知症かもと思った出来事でした。
当時毎月いくらか給料をもらったら生活費として母に渡していたのですが、いつものように母に渡したのですが、しばらくして、お金をもらってないので支払ってくれと言われ私がびくりした事もありました。それ以来私は母とのお金のやり取りは振込、もしくは同居家族が見ている前でしか渡さなくなりました。お金を渡したら領収書したとメモに書いてもらいます。これくらいしないと、もらったことを忘れており、納得しなくなりました。
母はスーパーに買い物に行くと冷蔵庫にまだ在庫があるにも関わらず買ってくるものがありました。
- もずく酢4個1パック
- ヨーグルト4個1パック
- 食パン6枚切り1斤
- キムチ
- 納豆
- 豆腐
我が家は両親と私の3人です。食パン1斤あれば2日分になりますが、毎日、買ってこられると当然消費できなくなり家に食パンが溢れます。
もずく酢とヨーグルトは私と父はほとんど食べないので常に3パックは冷蔵に入っています。
それなのに母は安かった。腐るものではないと言い訳して自分は間違ってないと主張します。
いや…お母さんヨーグルトも、もずく酢も賞味期限あるよ…ずっと食べなかったら腐るから…
何度言っても癖になっているのか買ってしまうのです。
注意すると顔がひくついてストレスと感じているのがわかる
母に在庫のある食べ物をずっと買ってくることを注意すると、母は顔をピクピクひくつかせます。顔面神経を患ったことから、今も緊張したり、ストレスと感じると顔を引きつります。
ストレスは与えないことが認知症には必要らしく、あまり叱責するようなことはしてはいけないのですが..わかっていても一緒に暮らしているとどうしても言いたくなる時があります。
あとで反省するのですが..父も私もストレスを感じてしまうときがあり、ついつい叱責してう。
そして、母がストレスを感じて、ますます認知がひどくなるように思えました。
負ののスパイラルです。
賞味期限の古い食品は黙って捨てて、怒らないことを鉄則にする
母は真面目で家族思いの優秀な主婦でした。私たちが子供のとき食べ盛りのときはパートにいって家事もこないして一生懸命私たちの為に働いてくれました。
節約して自分にお金をかけることなんかほとんどなく、いつも近所のスーパーの安い服を着ていました。
認知症に発症した今も決して散財することなんかありません。
認知症になりたくてなったんじゃないのです。
そこで私は思いました。
なるべく、怒るのをやめよう!
なるべくでいい!絶対とか決めたらしんどいです。
なるべくとつけたのは人間だものイライラして、つい叱責したときこちらがストレスと自己嫌悪に陥ることを減らすためです。
食材は無駄になって少し不経済だけど、出来る限り食べて、どうしても食べきれなくなって腐ったものは黙って捨てていればいいじゃないかとそう思うようになりました。
適当に聞き流して気にしないことが起こらないコツ
母は最近は必ず何か言い訳をします。
買い物に関しては
だって安かったもの
だって、みんな食べるじゃないの?
だって腐るものじゃないしいいじゃないの?
注意はしてもいいと思います。私もお母さん同じものばかり買ってるよって冷蔵に読んで在庫を見ながら話をしますが母は必ず言い訳をします。
あっそう!でももうたくさんあるから買わなくていいよ。メモに書いておいてね
これ以上言いません。
正直いうとこれ以上いうとこちらがヒートアップしてしまうので、これ以上は興味ないわくらいのテンションで話すのが良いです。
そうです。
母に注意しても改善することはないと悟りました。
なので一応は注意をしますがもしまた買ってきたら古いものは捨てりゃいいと思うようになってから起こる頻度は減りました。
こうやって悟ってはイライラする生活がスタートしました。
この先母がどうなるのかわからず不安になることも事実ですが認知がひどくならず家族で幸せになる努力を始めます